与謝野晶子作『みだれ髪』より
(演劇的要素を取り入れたモンタージュと踊り)
『乳ぶさおさへ 神秘のとばりそとけりぬ ここなる花の紅ぞ濃き』
『やは肌の あつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君』
20世紀初頭の浪漫派歌人、与謝野晶子。
ただ黙ることしか許されなかった… そんな時代の女たち。しかし、与謝野晶子は、精神の自由を主張し愛と幸福の権利を唱えた。『みだれ髪』は、自我や性愛を表現し、女性の官能をおおらかに詠った歌集である。
演出/振り付け:岡田小夜里
翻訳:マリ・ベネディック