『ファン・オンブットント (魅惑的な最後)』2024年5月

2024年5月29,30,31日
19:30 開演

会場:l’Espace Culturel Bertin Poirée

住所:8-12 rue Bertin Poirée 75001 Paris
ご予約:resa@tenri-paris.com または 01 44 76 06 06
料金:18 € / 15 € Adhérent 9€
www.tenri-paris.com

『ファン・オンブットント (魅惑的な最後)』2023年11月

2023年11月15,16,17日
19:30 開演

会場:l’Espace Culturel Bertin Poirée

住所:8-12 rue Bertin Poirée 75001 Paris
ご予約:resa@tenri-paris.com または 01 44 76 06 06
料金:15 € / 12 € Adhérent 7€
www.tenri-paris.com

『川端の女たち』
原作・川端康成

Femmes de KAWABATA

川端康成は、敗戦後に「日本古来の悲しみの中に帰ってゆくばかりである」という決意のもとに作家活動を続け、日本人の心性であった「もののあはれ」の世界が、歴史の必然によって近代的世界にとって代わるのならば、自身もその滅びてゆく世界に殉じるしかないと考えていた。

その川端が小説に描く女性像を中心に展開する劇作品。川端から見た女とは、何者か?

2022年11月16,17,18日19時開演,
会場:l’Espace Culturel Bertin Poirée
8-12 rue Bertin Poirée 75001 Paris  

www.tenri-paris.com

料金 : 15 € / 割引き 12 € / MCJP会員 7 €
予約 : Tél : 01 44 76 06 06 /resa@tenri-paris.com

出演
弘子、田中三恵、一色紀穂、カーカム聖子、光永真美子、、三四郎、マダム・ワサビ、寺本一樹、ジンタ、平田こころ、岡本久美、飯塚陽子、高杉あかね、岡田小夜里

演出、脚色、振り付け、動画編集:岡田小夜里
翻訳、字幕 : ヴァニナ・ルシアニ
演出補佐・井上弘子
音響: 加藤梨華
照明: ファビアンヌ・ベレイトマン
劇中動画制作:川岸紀惠、田村紀子、岡田生一郎、雨宮範雄、サヤ・イー、サング-ソビ・ホム

協力 : 松浦晃一郎(8代目ユネスコ事務局長、元駐仏大使、パリ日本文化会館運営審議会共同議長)、)、パリ日本文化会館、曹洞宗聚林山興福寺、蜜澤アキ子(着物コレクショナー)、アトリエ・エフェメール、「日本について」協会、天理日仏文化協会
Association A Propos du JAPON 


あらすじ

Femmes de KAWABATA

千羽鶴

匂うような官能の幻想

亡き不倫相手の成長した息子と会い、愛した人の面影を宿すその青年に惹かれた太田夫人の愛と死を軸に、美しく妖艶な夫人を志野茶碗の精のように回想する菊治が、夫人の娘とも契る物語。
官能的な夫人の肉感に象徴される形見の志野茶碗の名器の感触と幻想から生まれる超現実な美的世界と、俗悪に堕した茶の湯の世界の生々しい人間関係が重なり合って描かれている。

“Femmes de KAWABATA”Trois pièces d’après l’œuvre de Yasunari Kawabata 2020

Femmes de KAWABATA

浅草紅団

美と醜が混在する風俗

姉を捨てた男への復讐のために、浅草の街をさまよう不良少年少女パフォーマンス集団「浅草紅団」首領の中性的美少女、弓子と浅草の裏社会に生きる人々の有様を綴る物語。関東大震災以降の都市の街並、浮浪者、乞食、娼婦、ポン引き、踊子、見世物小屋、エログロ・ナンセンスなどの美と醜が混在する風俗、新旧の現象が、世界恐慌から昭和恐慌の波が押し寄せる不穏な空気感を背景に、抒情的な目線で描かれている。

“Femmes de KAWABATA”Trois pièces d’après l’œuvre de Yasunari Kawabata 2020

Femmes de KAWABATA

雪国

定めない命の純粋

雪国を訪れた男が、温泉町でひたむきに生きる女たちの諸相、ゆらめき、定めない命の各瞬間の純粋を見つめる物語…愛し生きる女の情熱の美しく哀しい徒労が、男の虚無に研ぎ澄まされた鏡のような心理の抒情に映されながら、美的に抽出されて描かれている。


『メタ古事記』
スサノオとクシナダ

出雲大社奉納 創作劇:ヤマタノオロチ退治
2021年7月30日

出演:森瑞枝(金春流・シテ方)、岡田小夜里、川岸紀恵
音楽:慶九

脚色:岡田小夜里、森瑞枝
演出・構成:岡田小夜里


あらすじ
スサノオが高天原から降り立った出雲の国、肥の川の上流を通りかかったとき
「八岐大蛇に、姉たちを食われた」と嘆き悲しんでいるクシナダと出会う。
一人生き残った罪悪感に苦しみ、死を望むクシナダに、スサノオは真理を語り慰める。


人々が恐れる八岐大蛇が何であるか? スサノは、その実相を「人の恐れが見せる幻」と見抜く。
八岐とは、太極から発現した八卦になぞられ、森羅万象、八百万の神であると語る。
スサノオは、クシナダを櫛と変じ、共に荒ぶる八岐大蛇に挑む。
スサノオは、八岐大蛇へ本来あるべき姿について論じながら、霊験あらたかな舞を舞い、八岐大蛇を鎮め、人と八百万の神の調和を取り戻す。
スサノオは 、鎮静させた大地より現れた太刀を天照大神に献上する。そして、めでたくククシナダと結ばれる。

『Méta-Kojiki 』 題名の由来
Méta-Kojikiの  Méta は、Métaphysique(形而上学)の Métaから。「meta physika(自然・後)」が語源。その意味は“自然の後ろ”の探求、すなわち自然の背後や基礎を探るもの。MétaーKojikiは、本来のKojikiの一物語の背景の意味を創作で語ることを目指す。

企画意図
ハマタの大蛇の八頭を、八卦「乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤」に見立てる。太極から発現した八卦には、それぞれに方角や意味があり万物の 根元要素を表している。そして、これは 陰陽相対する四季、自然界の生死などとしてメビウスの輪のように絶えず流動し循環することによって調和を保っている。しかし、この循環が滞ったり、その全体の秩序が崩れると、調和が損なわれ、八卦は元凶となり脅威をもたらす怪物になる。ハマタの大蛇の脅威は、自然のそれを表していると仮説を取り入れ、 現代社会の環境問題への意識の高さに並行して、教訓的に自然との調和を示唆していく。

クシナダヒメは、古事記では櫛名田比売、日本書紀では奇稲田姫と記され、水田を象徴する女神とされている。クシナダヒメを食らおうとしたヤマタノオロチは、蛇などを水神として祀る場所が多くあることから、古くから氾濫を繰り返していた斐伊川を象徴しているのではないかという説がある。氾濫を起こしていた川(ヤマタノオロチ)が水田(クシナダ)を飲み込もうとするが、スサノオにより治水され平和になったという話にも成り得る。

『川端の女たち』
原作・川端康成

Femmes de KAWABATA

川端康成は、敗戦後に「日本古来の悲しみの中に帰ってゆくばかりである」という決意のもとに作家活動を続け、日本人の心性であった「もののあはれ」の世界が、

歴史の必然によって近代的世界にとって代わるのならば、自身もその滅びてゆく世界に殉じるしかないと考えていた。

その川端が小説に描く女性像を中心に展開する劇作品。川端から見た女とは、何者か?

2022年6月16,17日19時開演, 18日16時開演
会場:la Maison de la culture du Japon à Paris

www.mcjp.fr

料金 : 10 € / 割引き 7 € / MCJP会員 5 €
予約 : Tél : 01 44 37 95 95 /www.mcjp.fr

出演
弘子、田中三恵、輿水美幸、一色紀穂、カーカム聖子、光永真美子、池口亜優、、三四郎、マダム・ワサビ、吉田まい子、寺本一樹、レオ・ヴィルマン、篭田博美、ジンタ、アルベルソン・ひろ子、シャスリー・範子、平田こころ、岡田小夜里

 


演出、脚色、振り付け、動画編集:岡田小夜里
翻訳、字幕 : ヴァニナ・ルシアニ
演出補佐・井上弘子
音響: 加藤梨華
照明: ファビアンヌ・ベレイトマン
劇中動画制作:川岸紀惠、田村紀子、岡田生一郎、雨宮範雄、サヤ・イー、サング-ソビ・ホム

 


協力 : 松浦晃一郎(8代目ユネスコ事務局長、元駐仏大使、パリ日本文化会館運営審議会共同議長)、)、パリ日本文化会館、曹洞宗聚林山興福寺、蜜澤アキ子(着物コレクショナー)、アトリエ・エフェメール、「日本について」協会、天理日仏文化協会
Association A Propos du JAPON 


あらすじ

Femmes de KAWABATA

千羽鶴

匂うような官能の幻想

亡き不倫相手の成長した息子と会い、愛した人の面影を宿すその青年に惹かれた太田夫人の愛と死を軸に、美しく妖艶な夫人を志野茶碗の精のように回想する菊治が、夫人の娘とも契る物語。
官能的な夫人の肉感に象徴される形見の志野茶碗の名器の感触と幻想から生まれる超現実な美的世界と、俗悪に堕した茶の湯の世界の生々しい人間関係が重なり合って描かれている。

“Femmes de KAWABATA”Trois pièces d’après l’œuvre de Yasunari Kawabata 2020

Femmes de KAWABATA

浅草紅団

美と醜が混在する風俗

姉を捨てた男への復讐のために、浅草の街をさまよう不良少年少女パフォーマンス集団「浅草紅団」首領の中性的美少女、弓子と浅草の裏社会に生きる人々の有様を綴る物語。関東大震災以降の都市の街並、浮浪者、乞食、娼婦、ポン引き、踊子、見世物小屋、エログロ・ナンセンスなどの美と醜が混在する風俗、新旧の現象が、世界恐慌から昭和恐慌の波が押し寄せる不穏な空気感を背景に、抒情的な目線で描かれている。

“Femmes de KAWABATA”Trois pièces d’après l’œuvre de Yasunari Kawabata 2020

Femmes de KAWABATA

雪国

定めない命の純粋

雪国を訪れた男が、温泉町でひたむきに生きる女たちの諸相、ゆらめき、定めない命の各瞬間の純粋を見つめる物語…愛し生きる女の情熱の美しく哀しい徒労が、男の虚無に研ぎ澄まされた鏡のような心理の抒情に映されながら、美的に抽出されて描かれている。